奥さん同士が仲が悪く,相続に口出しをして泥仕合の遺産分割を演じることもあります。相続資格のない「外野」のせいで話がこじれる,というのは本当に多いものです。
また,「遠方に住む子」が「親と同居していた子」に対して「親父の財産を他に隠し持っているんじゃないのか?」と勘ぐったり,逆に「親と同居していた子」が「遠方に住む子」に対して「親の介護でこっちは大変な思いをしたのに,平等に分けろなんて図々しい」と不満を持ったり・・・。
遺言をすれば,「自分の財産を誰に,どのように相続させるか」を自分で設計でき,遺産の分け方で子ども達が揉める余地はなくなります。子ども達のためにも,内容を練り上げた遺言をしてあげたいものです。