前回お話ししたとおり,追加された規制内容については軽く流して頂い
1 要配慮個人情報の新設
・人種(単なる「国籍」は含まれません)
・信条
・社会的身分(単なる「職業」や「学歴」は含まれません。)
・病歴
・犯罪歴
・犯罪被害歴
こういったデリケートな情報については,他の個人情報(氏名や生
普通の個人情報であれば,取得するときにいちいち相手の同意をも
これらの情報を個人から取得する会社というのはほとんどないでし
いずれにしても,必要の無い情報は最初から受け取らないのが一番
2 匿名加工情報の新設
「30代の男性が,平成29年5月22日に,宮崎駅から電車に乗
「40代の女性が,宮崎市内のファミレスで,ハンバーグランチを
というような,個人を特定することまではできない情報を「匿名加
匿名加工情報を大量に集積して,マーケティングに役立てる手法(
こういった匿名加工情報のデータベースを事業に用いる事業者を匿
(3) 他にも色々と改正点はあるのですが,主なものは以上の2点です。
「ふーん。そういう改正があったのか」くらいの受け止め方でいい
次回以降,複数回かけて「全ての中小企業に関連してくる,従来からの規制」について対応策も兼ねて解説します。コンプライアンス・クレーマー対策いずれの点からも重要ですので,是非お付き合い下さい。